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思い出になるつつある京都 [呑み屋]

京都出向から戻ってはや4年。 京都に行く用事も皆無で記憶も薄れつつあるこの頃、
忘れつつある記憶を少し書き足しておこうと思う。

飲食業で10年以上続くのは1割程度とよく言われるが、、京都の飲食店も東京やその他の都市と同じく新しい店がオープンしたかと思うと消えていく店も多い。
普段その町に住んでいると変化に気が付かないことが多いが、一度離れて数年振り通ると「あれ?こんな店あったかな?」とか「あの店はどこに行ったのだろうか?」と戸惑うことも。

京都は地元の人に教えてもらわないとわからない店や敷居の高い店が多いがそういった地元に愛されている店は長く続いていることが多く、その通りの顔というか風景として定着していて、店の前を久々に通りがかるとなぜかほっこりすることがある。

京都だからといって愛される店が和の趣のある店ばかりではない。TVで紹介されるようなフランス料理店などでもない。私が住んでいた西京区役所裏通りの小さなカレー専門店は本格的なインドカレーの店だが客は地元の人ばかりだった。
四条烏丸駅からちょっと路地を入るとフランスの街角の店そのものといえるような店もあった。


ところで食に関して住んでみてすぐに面食らったのは京都の人が薄味を好むというのは違うということだ。
だが京都に生まれ住む多くの同僚が「京都は薄味だから(外から来た)君は物足りないだろ?」と薄味を好む人種であると思い込んでいる。
確かに高級料亭に行けば昆布の出汁と天然塩だけで絶妙な味を創造しているし会社の食堂の味噌汁は味噌が少ない。だが決して薄味ではないと思う。
ましてやドロドロしたスープのラーメン、焼肉、お好み焼きを好み、餃子の王将が街のあちこちにあり、朝や昼どきにはマクドナルドやモス、あるいは地元のハンバーガ屋は大盛況だった。
(嫁の京都の友達によると最近のマクドナルドは私が住んでいた頃に比べると行かなくなったようだが。)
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